ブーツはスノーボードの道具の中で一番重要な道具です。自分に合ったブーツを履くだけで滑りが良くなることもあります。
しかし、いざ自分のブーツを買おう!と思っても、どうやって選べばいいのかわからないスノボ初心者さんも多いはず。安い買い物ではないので、後悔しないためにも、ブーツの正しい選び方をしっかり予習してから選びに行きましょう♪
今回は、ブーツの種類や選び方はもちろん、ウェアコーディネートを考えるときのポイントや有名ブーツブランドの紹介を簡単にわかりやすくまとめました。これさえ押さえれば絶対に失敗しないので、ぜひ参考にしてくださいね^^
目次
スノボブーツの基本的な構造
スノーボードブーツは、アウターブーツとインナーブーツからできています。
アウターブーツは、ワンピース(一枚布)でできているものと、ツーピース(二枚布)でできているものがあります。ワンピースとツーピースの違いは、足首らへんに布の切れ目があるかないかです。
切れ目がないとあるとで何が違ってくるのかというと…
これだけ聞くと、スノボ初心者さんは「安定感があった方がいいかな?」とワンピースを選びたくなりますが、ワンピースは滑るときにしっかり腰を落として踏ん張る脚力が必要になります。
まだスノボ筋が育っていないスノボ初心者さんには、足首が曲げやすいツーピースのアウターの方がおすすめです。
また、インナーブーツはアウターブーツの中に入っているブーツのことです。
インナーブーツは、もともと形が出来上がっているものと、自分の足の形に成型できるものがあります。
どちらがいいのかと言えば、自分の足の形に成型できるインナーの方がストレスが少なくていいです。しかし、最新技術なこともありお値段が少々高め…。インナーは自分好みのフィット感であればどちらでも大丈夫です。
スノボブーツの絞め方は3種類
1.ボアタイプのブーツ
初心者スノボ女子へおすすめ度:★★☆
- 特徴:紐部分がワイヤーになっていてダイヤルを回すだけでラクに絞めることができる
- メリット:脱ぎ履きが簡単、絞めるときに力がいらない
- デメリット:部分ごとに締め付け具合を調整できないものが多い、壊れると修理が大変
2.クイックレースタイプのブーツ
初心者スノボ女子へおすすめ度:★★★
- 特徴:左右に引っ張る紐がついていてそれを引っ張るだけで素早く全体を絞めることができる
- メリット:脱ぎ履きが簡単、絞めるときに力がいらない、締め付け具合の調整もある程度可能
- デメリット:壊れた時の修理が難しい
3.紐タイプのブーツ
初心者スノボ女子へおすすめ度:★☆☆
- 特徴:以前からずっとある通常モデル。
- メリット:部分的な絞め具合の調整が可能、壊れても自分で修理ができる
- デメリット:絞めるときに力が必要、脱ぎ履きが大変
スノボブーツの正しい選び方
スノーボードブーツを選ぶときに一番大切なことは『とにかく履いてみること』です。
なぜ履くことが大切かいうと、ブランドによってインナーブーツの形状が違い、履いてみないと自分の足に合うかわからないから。
スニーカーのように誰が履いてもそれなりに合うようになっているのではなく、できるだけ足にフィットするようにつくられているため、甲の高さや横幅、くるぶしらへんのホールド感などが違います。
ブーツは体に密着するものでもありスノーボードを滑るのに一番大切な道具なので、安易に考えず、いろいろなブーツを履き比べながら選びましょう。
そして、ブーツを選びに行く時は必ず滑る時に履く厚手の靴下を持って行きましょう。
靴下が変わるだけで履き心地やサイズ感が変わります。
もし「これから買うのでまだ持っていません…」という人は、お店の人に言えば厚手の靴下を貸してくますよ☆
チェックポイントは5つ!
1.つま先にほどよいゆとり
①スノボ用の厚手の靴下を履いて、まずは普段履いてる靴のサイズでフィッティングします。
②つま先を床にトントンして自分のつま先とインナーブーツのつま先部分がギリギリ当たらない程度のゆとりがあればOK。
2.かかとが浮かない
そのままスノーボードを滑る時のように腰を落として膝を曲げ、つま先に重心をかけます。かかとが浮かなければOK。
3.横幅が窮屈じゃない
つま先とかかとを合わせた時、横幅も窮屈に感じず心地いいフィット感ならOK。
4.自分の筋力に合った硬さ
スノボを滑る時のように足をスタンス幅に広げて立ち、グッと腰を落として膝を曲げます。違和感なく足首を曲げられ、ほどよいホールド感が感じられればOK。
5.履いたまま動き回って最終確認
そのまま実際に歩いたり走ったり座ったりしてみましょう。(可能であれば5~10分)動き続けて痛いところがないか確認します。どこも痛くならなければOK。
一足目のスノボブーツは地味色が◎
ブーツに限らずスノーボードグッズを買いに行くと、ついつい機能よりも見た目の可愛さに惹かれてしまいますよね。ウェアや板などポイントになるアイテムなら、派手色や柄物をチョイスしても可愛くコーディネートできます。しかし、ブーツは派手色や柄物を選んでしまうとコーディネートの邪魔をしてしまうことも。
ウェアが決まっている人は色や柄を選びやすいと思うのですが、まずはブーツから揃えよう!という人は、地味な色のブーツを選んでおきましょう。そうすれば、どんなウェアにも合わせられてコーディネートに困りません♪
また、ブーツによってはアウターブーツが太めに設計されているものもあります。ウェアは細身のパンツにしたいな~…と考えている人は、ブーツの太さにも気をつけましょう。
スノボブーツの有名ブランド8選
各ブランドの特徴をご紹介♪
SALOMON(サロモン)
商品のレパートリーが豊富なので、初めてのブーツ選びにおすすめのブランド。日本人向けに設計したモデルもあるので、足の形に悩みがあるという方は一度チェックしてみてください。
HEAD(ヘッド)
手頃な価格で高性能なスノーボードアイテムを多く販売しており、初心者や中級者に人気のブランド。シンプルなデザインが多いので、ウェアや板とのコーディネートもしやすいです。
FLOW(フロー)
耐久性に優れており、価格もお手頃なので初心者さんにおすすめ。フレックスは比較的柔らかめでとても軽く、扱いやすい設計になっています。
K2(ケーツー)
初心者から上級者まで幅広い層に愛用者の多い人気の老舗ブランド。ブーツの締め付けには、ダイヤルを2つ搭載した「デュアルゾーンBOA構造」を採用しているモデルもあり、従来のボアタイプより微調整が可能で、好みや足の形に合わせて部分的に締め付けを調整できます。
FLUX(フラックス)
日本人の足に合わせた製品開発を行っており、世界最高水準の優れた品質が魅力。フラックスのブーツとビンディングを組み合わせて使用するのも人気です。ダイヤルを2つ搭載したダブルボアタイプを採用したモデルでは、高いフィット感と締め付け効果を実現。
BURTON(バートン)
スノーボード総合メーカーとして有名なバートン。バートンが手がけるスノーボードブーツは、履いたその瞬間から足にフィットする「トータルコンフォート構造」や、薄い・軽い・温かいと三拍子が揃った高機能断熱素材「3Mインサレーション」、体の熱を利用して足を温める「スリーピングバッグ反射ホイル」など、最先端技術を駆使したクオリティの高さで絶大な人気を誇ります。初心者用のラインナップも豊富なので、初めての1足にもおすすめです。
DEELUXE(ディーラックス)
「サーモインナー」と呼ばれるオーダーメイドの成型技術を採用しているのが特徴。専用のオーブンを使って熱を加えることで自分の足型に合わせて形を成型できるため、フィット感に優れた世界に1つだけのブーツを作れます。
thirtytwo(サーティーツー)
ブランドの代名詞である「EVOLUTION FOAM OUTSOLE」を採用することで、高性能なのにとても軽く、その履き心地に虜になるスノーボーダーが多い。私の周りの上級者スノーボーダーはthirtytwoの紐タイプブーツを履いている人が多いです。
自分に合ったブーツを見つけよう!
スノーボードの道具の中で一番お金をかけた方が良いものがブーツです。
合わないブーツを履いていると滑っている最中に足が痛くなり、正しい姿勢や体重移動ができなくなってしまします。せっかくゲレンデに来たのに、楽しめずに痛いまま1日終わってしまうのは嫌ですよね。。。
そうならないためにも、スノーボードブーツはとことん試し履きをして選びましょう!
ネットで購入する場合も、まずはショップに行ってたくさん試し履きをしてください。そして、恥ずかしがらずに店員さんに見てもらいながら選んだ方が失敗しないはず。
いろんなブーツを履いてみて、「ぉ!これは…!!」と思える一足を見つけましょう♪