【スノボウェアの選び方～素材編～】耐水性と透湿性ってなに？

スノーボードを始める時、ウェアを選ぶのも楽しみのひとつですよね。せっかく買うならデザインはもちろん、暖かくて快適な使い勝手のいいウェアを買った方が後悔なく長く使えます。

今回は、暖かさと快適さに関係してくるウェアの素材についての基礎知識をお伝えします。お気に入りの暖かウェアをゲットして、ゲレンデで思い切りはしゃぎましょう(^^)！

ウェア選びのポイントは耐水性と透湿性！

どんなに可愛いかっこいいウェアでも、滑ってる最中雪が染みてくるのは嫌ですよね。雪が染みてくると体が冷えてやる気もなくなってしまいます。そんなことにならないためにも、耐水性と透湿性はぜひチェックしてほしいポイントです。

雪が染みるのは嫌！耐水圧は10,000mm以上のものが◎

耐水性（waterproof）は、文字通り「外からの水圧にどれだけ耐えられるか」ということです。耐水性は〇〇mmと表現され、数値が高ければ高いほど雪が染みてくることもなく快適に過ごすことができます。※もちろん、使う頻度や年数が長ければ、品質が落ち耐水性も落ちていきます。

耐水圧の目安は以下の通りです。

現在売られているウェアは耐水圧が5,000mm以上あるものが多く、これは、雨の中で着ていても水が染みてくる心配がないレベル。上の表を見ると「5,000mmもあれば十分じゃん！」と思いますよね。しかし、スノーボードをしていて雪が染みてくる場面は転んだり斜面にお尻や膝をつけて座っている時。ということは、水圧だけでなく、そこに自分の体重という圧が加わります。

あまり転んだり座り込むことがない人にとっては耐水圧が5,000mmもあれば十分ですが、たくさん転んで雪面に座り込む時間が長い初心者さんは、耐水圧が10,000mmくらいはあった方が安心です。

汗っかきさんは透湿性が10,000g以上のものを

透湿性（breathable）は「ウェア内の湿気をどれだけ外に逃がしてくれるか」ということです。透湿性は〇〇gと表現され、こちらも数値が高ければ高いほど蒸れにくいということになります。

この、“ウェア内の湿気”というのは汗をかいた時のこと。寒い雪山とはいえ、動けば当然汗をかきます。この汗によってウェア内に湿気が溜まり、上手く外に逃せないと蒸れてしまいます。しかも、汗をかくほど動いて体が暖かくなってもリフトに乗って動かなくなれば、汗と溜まった湿気が冷えて逆に寒くなってしまうことはよくあること。楽しくスノーボードをやるためには透湿性も大事なポイントです。

現在売られているウェアは透湿性が5,000g以上のものが多く、基本的には問題ないレベル。しかし、汗をかきやすい人は5,000gだと不愉快に感じる人も多いようです。そんな汗っかきさんは、透湿性10,000g以上のものを選びましょう。

最強素材 Gore-tex！！

いろんな素材がある中で、最強の素材と言われているのがGore-tex（ゴアテックス）です。Gore-texとは、アメリカのWLゴア＆アソシエイツ社が製造販売する「防水透湿性素材」の名称で、性能は3層構造※のもので耐水圧45,000mm／透湿性13,500gという驚異的な数値！そして、とっても暖かいんです♪

また、Gore-texの素材を使用するには、その性能がしっかり保証できるようWLゴア＆アソシエイツ社が厳しい使用条件を設けています。この条件をクリアできなければGore-texをウェアの生地として使用することができないので、必然的にGore-texを使用しているウェア＝性能が優れている良いウェアということになります。

快適なウェアでスノーボードを楽しもう！

雪が染みてこなくて蒸れないウェアを買うならGore-texを使用しているウェアがおすすめですが、高性能な素材のためお値段もそれなり(><) 軽く滑ればいい人やそこまで本気でゲレンデに通うつもりはない人は、上記の数値をクリアしていれば他のものでも十分快適に過ごせます。どんなウェアを買うかは、お財布と、自分のモチベーションと相談して決めましょう。

自分に合ったお気に入りの1着が見つかると、スノーボードが何倍も楽しくなりますよ♪